2020年10月1日 未来事業部立ち上げました(詳細はクリックすると見れます)
[2020年10月3日 23時07分]
ミッション
古畳を解体・分別することで焼却処分を10分の1にする
SDGs 持続可能な開発目標の中に、
“つくる責任 つかう責任”という項目があります。
その言葉に出会った時思ったんです。
「これまで一生懸命“つくる”ということだけに力を注いできたけれど、
そもそも僕たちがつくる畳は未来に誇れる形になっているのか?」
産地に行き生産者さん達とお話しさせてもらい、一緒に汗を流すこともやりました。
技術を学び、畳一級技能士の資格は取ったけれど、まだまだ学ぶことが沢山あって、色んな技術検討会にも行きました。
イベントしたり、YouTubeやったり、畳っていいぞーって最前線で言ってきました。
だけど、僕らは畳を処分するとき、産廃業者にお願いするか、焼却処分をするかの二択しかなく、
そこになんの疑問を抱かずやってきました。
そしてある時ふと思ったんです。
「大好きな畳、ゴミにしてるの僕らじゃないかって」

すいません、話が長くなってしまいましたが、
畳は解体し分別すると各々の素材は再利用可能なものばかりです。
稲藁、畳表(い草)、畳ヘリ、フォーム材に建材
各々リサイクルだったり、リユースだったりが出来るんです。

例えば、古ゴザ。
状態の良いものはそのまま敷物にしたり、干物する時につかえます。
劣化が激しいものもバラして畑にマルチにしたり出来ます。
畳ヘリは強くて丈夫な紐になります。(持っておくと台風対策などにもつかえます)
藁床は大量にワラが出ます。
糸を抜くと、畑の循環型マルチに活用できたり、畳に補修材としてもつかえますし、
牧場に持っていくと大いに活躍してくれるそうです。
粉砕して堆肥にもしたいと思っています。
以上は何個かの使用例ですがまだまだ沢山の使い道があると思います。
というわけで佐野畳屋では、未来事業部として、古畳の焼却処分を一切やめて解体・分別し、
色んな人に力を借りて、人と自然、いわゆる未来に優しく誇れるカタチにする。
そう決めました。
ぜひぜひ再利用にご協力いただける方を大大募集しております。
取り組みに賛同して下る方はぜひお問い合わせフォームからラインで繋がるなどしていただけたら幸いです。
また各メディアの皆様にも発信のご協力頂けたら嬉しい限りです。
どうぞ宜しくお願い致します。
株式会社 佐野疊屋 佐野典久
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